みけうどん

猫とうどんが好き。

麗しのサブリナ(ビリー・ワイルダー/1954)

個人的に「古典映画を観ようシリーズ その1」。パフパフ〜。

なんていうか、映画は好きなんですけど、でも「映画が好き」って言うほどには色々観てないなと思い至り、とりあえず名作といわれる映画は一通り観て記録しよう!というささやかな計画です。

いつまでかかるか謎ですが、ていうか根本的にどこが終わりなのかも謎なんですが、Amazonプライムという素晴らしい仕組みもあることですし、まあぼちぼち地味に更新していこうと思います。

ということで1本目はオードリー・ヘプバーン主演の『麗しのサブリナ』。

 

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あらすじは…ええと詳しくはGoogleとかwikiに譲るとして、すっごいざっくり言えば、運転手の娘・サブリナと、お金持ちの兄弟・ライナスとデイビッドとが繰り広げるほのぼのドタバタラブコメです。

ライナス(ハンフリー・ボガード)もディビッド(ウィリアム・ホールデン)も、オードリーのお相手としてはちょっとおっさん過ぎやしないか…とも思うんだけど、(ざっと計算したらこのときオードリーが25歳、ボギーが55歳でウィリアム・ホールデンが36歳) ……ていうかボギーとは完全に親子に見えるんだけど、まあそれは置いといて、仕事一本槍のライナスもお調子者のデイビッドもチャーミングですよね!

個人的にはデイビッドの方が好きですねー。最終的にめっちゃいい人だったし……報われてほしい。

パリに留学して見目麗しく立派なレディになって帰国した途端にモテるとか、そもそも下働きの運転手の娘が、料理教室のためにフランスに留学できるのかとか、いま観れば何かとツッコミたくなる点もあるんだけど、うん、まあ、この映画が公開されたのは1954年。

1950年代といえば、冷戦構造ができあがり、朝鮮戦争もあって西側諸国は好景気…という時代。

チャップリンとか、ちょい赤っぽい映画は追いやられ、スターを集めて作る娯楽大作全盛期の時代なんですよね。

小難しいことは言わずに、オードリーの可憐さとクスッと笑えるウィットを楽しみ、ハッピーエンドに心温めればいい…って感じじゃないだろうか。

サブリナの変身ぶりも、今の感覚だと「そんなにフランス帰りってすごいの??」とか思っちゃうけど(戯画的にオーバーに描いているとしても、ええっそんなに?って思っちゃう)、あの時代は、まだ「文化の中心といえばフランス」という威光が保たれていて、文化や教養……少なくとも「レディ」の仕上がりっぷりについては、「アメリカ<フランス」だったんでしょうねえ。

その辺の事情を気にしておけば(……というか気にしなければ?)、娯楽映画としてよくできた面白さ。

デイビットの道化っぷり(お尻のワイングラスのくだりは痛くてかわいそうだけど笑える)、下働きの仲間たちのかわいらしさ(サブリナからの手紙をみんなで読むシーンが好き)、そしてなんといってもオードリーの美しさ(ポニーテール時代がラブリー)を堪能したい。

オードリーはこの年、あの『ローマの休日』にも主演していて、本当にいい時期なんですよね。

おすすめの一本です。